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咬筋ボツリヌス療法のQ&A|費用・副作用・再施術の疑問

相談前に説明資料を確認する女性
気になる疑問は、相談時にお聞かせください。

咬筋ボツリヌス療法を検討するときには、「歯ぎしりがなくなるのか」「何回必要か」「噛みにくくならないか」など、いくつもの疑問があると思います。まずお伝えしたいのは、注射は全員に必要な治療ではなく、歯や筋肉の状態と困っている症状に合わせて選ぶ方法の一つだということです。

このページでは、受診前・施術後によく気になる点をQ&Aで整理します。治療全体の説明は歯ぎしり・食いしばりの治療案内もご覧ください。

治療を選ぶ前のQ&A

Q.歯ぎしりを指摘されたら、注射が必要ですか?

指摘されたことだけで決まりません。歯のすり減りや欠け、筋肉のつらさ、修復物の破損などを確認します。症状や問題が少ない場合は、経過を見ながらセルフケアを続けることもあります。歯ぎしりという活動と、それによって対応が必要な問題があるかを分けて考えます。

Q.歯が割れるのを防げますか?

咬筋の働きを一時的に抑え、過剰な力への対応を目指しますが、破折を確実に防ぐとはいえません。すでにできたひびが注射で治るわけでもありません。噛んだときの痛みや欠けがあれば、歯自体の診察を優先します。

Q.マウスピースをやめて、注射だけにできますか?

マウスピースは歯や修復物の保護、注射は筋肉の働きへの作用が主な役割で、単純な置き換えではありません。装置が合わない、外れてしまうといった問題は調整で対応できる場合もあります。使用中の装置を受診時にお持ちください。

Q.あごの痛みや頭痛にも効きますか?

症状の原因によります。歯、筋肉、顎関節などを確認し、注射が適切かを判断します。頭痛・肩こりの原因をすべて食いしばりと決めつけることはできません。必要に応じて他の診療科への相談も検討します。

相談したいことをノートに書く女性
症状や質問を簡単にメモしておくと伝えやすくなります。

施術当日についてのQ&A

Q.相談した日に施術できますか?

診察で適応があり、ご説明に納得いただいた場合は来院当日の施術も可能です。ただし、予約は診察・相談の入口であり、必ず注射を行う約束ではありません。持病や服薬、他院の施術歴によっては見合わせます。

Q.痛みはありますか?仕事へ戻れますか?

針を刺す痛みがあり、極細針や冷却で負担を抑える工夫をします。痛みがないとはいえず、赤みや内出血が出ることもあります。大切な撮影や行事が近い方は事前にお伝えください。施術後の過ごし方は、状態に応じて説明します。

当院の咬筋ボツリヌス療法の費用と通院

左右の咬筋への施術1回33,000円(税込)の自由診療です。現在はイノトックスを使用しています。まず1回施術し、施術1か月後に経過を確認します。作用の持続は3〜6か月程度が目安ですが、効果や経過には個人差があります。追加受診や再施術の必要性は診察で判断します。

施術自体は約15分が目安です。診察・説明・準備には別に時間が必要です。診察で適応を確認し、同意いただいた場合は来院当日の施術も可能ですが、予約しただけで施術が決まるわけではありません。

経過と再施術についてのQ&A

Q.すぐ変化を感じなければ、追加してよいですか?

直後の感覚だけで追加量を決めません。作用は時間をかけて現れるため、経過を確認してから判断します。他院での追加を含め、短い間隔で重ねる前に必ず相談してください。製剤や単位数を自己判断で比較することも避けましょう。

Q.定期的に何回も受け続ける必要がありますか?

全員に同じ間隔・回数を勧めるわけではありません。症状が軽くなったかだけでなく、噛みにくさや表情の変化、歯や修復物の状態を確認して、再施術の必要性を考えます。繰り返せば永続的に歯ぎしりがなくなるという説明はできません。

Q.経過確認では何を伝えるとよいですか?

朝のあごの疲れ、食事で噛みにくい物、左右差、痛みが出る時間帯、マウスピースの使用状況などをお伝えください。治療前と比べてどう変わったかを短く記録すると、次の判断に役立ちます。気になる症状が強いときは予定日を待たずにご連絡ください。

治療前に知っておきたい副作用・注意点

注射部位の痛み、赤み、腫れ、内出血、噛みにくさ、噛む力の低下、頬のこけ、表情や輪郭の左右差が生じることがあります。アレルギー反応や、まれに飲み込みにくさ・呼吸のしにくさなどの重い症状も起こり得ます。呼吸や飲み込みに異常があれば、速やかに医療機関を受診してください。

妊娠・授乳、妊娠の可能性や予定、神経・筋肉の病気、薬剤アレルギー、服薬、他院でのボツリヌス治療歴を必ずお知らせください。状態によって施術できないことがあります。施術後は注射した場所を強く揉まず、運動や入浴などは医院からの説明に従ってください。

使用する薬剤について

当院ではイノトックス(INNOTOX)を使用しています。日本国内では未承認の医薬品であり、テルナジャパンの輸入代行を通じて入手しています。本治療は保険適用外の自由診療です。

国内には同じ種類の承認薬がありますが、歯ぎしり・食いしばりへの使用は承認された治療目的とは異なります。イノトックスは米国でも未承認で、海外の安全性情報には限りがあり、まだ明らかになっていない重大なリスクの可能性があります。

本剤は医薬品副作用被害救済制度の対象外です。治療前に効果とリスクをご説明します。

日常でできることと相談の目安

日中、噛みしめに気づいたら歯を離し、無理のない休息を取りましょう。噛む力を試すために硬い物を繰り返し噛んだり、痛い筋肉を強く揉んだりしないでください。歯が欠けた、噛むと痛い、口が開けにくい場合は受診をご検討ください。

歯や修復物を長く保つには、力への対応とともに、むし歯・歯周病の予防も必要です。予防歯科の案内も参考にしてください。

相談席で予約カードを持つ女性
施術後の確認や受診についてもご説明します。

札幌市白石区・東札幌でご相談の方へ

当院はラソラ札幌Bタウン2階にあります。注射を受けるか決めていない段階でもご相談いただけます。アクセスはこちら。歯の状態と症状を一緒に確認し、ご希望に合う対応を考えます。

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MEDICAL SUPERVISOR

この記事の監修者

歯科医師 三輪智之

DENTIST

歯科医師 三輪 智之

Tomoyuki Miwa
医療法人 東札幌 三輪デンタルクリニック 理事長・院長

経歴
2014年3月 東札幌 三輪デンタルクリニック開業
2018年10月 医療法人 東札幌 三輪デンタルクリニック設立

丁寧な説明を大切にし、できる限り歯を守る診療と、一人ひとりに合った予防ケアに取り組んでいます。

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