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詰め物・被せ物が取れたらどうする?受診までの対処法を東札幌の歯医者が解説

食事中に「カチッ」と硬い物を感じた、フロスを使ったら詰め物が外れた、舌で触れると歯に穴がある――。詰め物や被せ物が突然取れると、どうしたらよいのか不安になりますよね。
痛みがなければ、「しばらくそのままでも大丈夫」と考えてしまうかもしれません。しかし、外れた部分は汚れがたまりやすく、残った歯が欠けたり、内部で虫歯が進んでいたりする可能性があります。適切な時期に状態を確認することは、歯を余計に削る治療を避けることにもつながります。
札幌市白石区・東札幌の三輪デンタルクリニックが、詰め物や被せ物が取れたときに行いたいこと、避けたいこと、歯科医院で確認する内容を解説します。
詰め物や被せ物は、なぜ取れるのでしょうか
詰め物や被せ物が外れる理由は一つではありません。
- 接着に使われた材料が経年的に劣化した
- 詰め物の周囲や内側で虫歯が進んだ
- 歯ぎしり・食いしばりなどの強い力が加わった
- 硬い物や粘着性の高い食べ物を噛んだ
- 詰め物や被せ物、または土台の歯が欠けた
- 噛み合わせが変化し、特定の場所に負担が集中した
見た目がきれいな状態で外れていても、再びそのまま装着できるとは限りません。内側の虫歯、歯の亀裂、変形、適合状態などを確認して判断する必要があります。
当院の既存記事でも、歯ぎしり・食いしばりにより天然歯だけでなく詰め物や被せ物に負担がかかる可能性をご案内しています。繰り返し外れる方は、外れた物だけでなく原因の確認も大切です。
取れた直後に行いたい4つのこと

1.外れた物を捨てず、清潔な容器に保管する
外れた詰め物や被せ物は、強くこすったり消毒液に浸したりせず、汚れが気になる場合は水で軽く流し、ふたの閉まる清潔な容器に入れてください。状態によっては参考になる、あるいは再利用を検討できる場合があります。受診時に持参しましょう。
誤って飲み込んだ可能性がある場合、多くは消化管を通過すると考えられますが、むせ、咳、呼吸のしづらさ、胸の違和感などがある場合は、気道に入った可能性も否定できません。直ちに医療機関へ相談してください。
2.口の中を清潔にする
食後は水でやさしくすすぎ、歯ブラシが当てられる場合は力を入れずに清掃します。外れた部分はしみたり、縁が鋭く感じたりすることがあるため、無理に触らないでください。つまようじなどを穴に差し込むのも避けましょう。
3.反対側で噛み、硬い物・粘着性のある物を避ける
外れた側で噛むと、残っている歯が欠けることがあります。受診までは、できるだけ反対側を使い、硬いせんべい、氷、ナッツ、キャラメルやガムなどは控えましょう。極端に熱い物や冷たい物、甘い物でしみる場合もあります。
4.歯科医院へ連絡する
痛みがなくても、外れた状態を長く放置することはおすすめできません。連絡時には「いつ取れたか」「痛みや腫れの有無」「外れた物を保管しているか」を伝えるとスムーズです。
自分で接着するのは避けてください
市販の接着剤や瞬間接着剤で元に戻すことは避けてください。お口の中で使用することを前提とした材料ではなく、誤った位置で固まると噛み合わせが合わなくなったり、歯ぐきや粘膜に付着したり、歯科医院で取り除くために余分な処置が必要になったりする可能性があります。
また、外れた被せ物を自分で歯に戻したまま過ごすと、再び外れて飲み込む恐れがあります。ティッシュや綿を穴に詰める方法も、汚れが残ったり、取り忘れたりするためおすすめできません。
痛くなくても放置しない方がよい理由
詰め物や被せ物が外れても、神経を取った歯などでは痛みを感じにくい場合があります。しかし、痛みがないことと問題がないことは同じではありません。
外れた部分では、象牙質が露出してしみやすくなる、食べ物が詰まる、残った歯が薄くなって欠ける、虫歯が進む、隣の歯が動いて元の被せ物が合わなくなる、といった変化が起こる可能性があります。早い段階なら小さな処置で済む可能性があっても、時間がたち歯が欠けたり虫歯が深くなったりすると、治療範囲が広がることがあります。
三輪デンタルクリニックでは、健康な歯質をできる限り残し、必要な範囲に適切な処置を行うMI治療(できる限り削らない治療)を大切にしています。早めに状態を確認することは、この考え方にもつながります。
歯科医院では何を確認するのでしょうか
歯科医院では、外れた物と土台の歯を確認し、必要に応じてレントゲン検査などを行います。主に確認するのは次の点です。
- 詰め物・被せ物が破損または変形していないか
- 内側や周囲に虫歯がないか
- 残った歯や土台に亀裂・破折がないか
- 神経や歯の根に問題がないか
- 噛み合わせや歯ぎしりの影響がないか
問題が少なく適合が保たれていれば、再装着を検討できる場合があります。一方、虫歯や破折があれば必要な処置を行い、新しい詰め物や被せ物を作ることがあります。小さな範囲で適応があれば、歯科用樹脂を直接詰めて形を整える方法を検討することもあります。当院のダイレクトボンディングは、適応症例において健康な歯質をできる限り残すことを目指す自費診療の選択肢です。すべての症例に適応できるわけではなく、治療回数、費用、耐久性などは状態によって異なります。
早めの相談が「歯を残す選択肢」を広げます
詰め物や被せ物が外れたら、慌てて自分で直そうとせず、外れた物を保管し、患部を清潔に保ちながら早めに歯科医院へ相談してください。強い痛み、顔の腫れ、発熱、止まらない出血、飲み込みや呼吸の異常がある場合は、通常の予約を待たず緊急性を伝えることが大切です。
東札幌三輪デンタルクリニックでは、現在の状態と考えられる治療方法をご説明し、患者さまに納得いただいたうえで診療を進めることを心がけています。札幌市白石区・東札幌周辺で詰め物や被せ物が取れてお困りの方はご相談ください。所在地は医院概要・アクセスからご確認いただけます。
※この記事は一般的な情報です。実際の診断・治療・受診の緊急度は症状やお口の状態によって異なります。
よくある質問
Q1.取れた詰め物は洗ってもよいですか?
汚れが気になる場合は水で軽く流し、強くこすらず清潔な容器で保管してください。薬剤や漂白剤による消毒は避け、受診時に持参しましょう。
Q2.痛くなければ次の定期検診まで待ってもよいですか?
痛みがなくても、残った歯の破折や虫歯の進行などが起こる可能性があります。自己判断で長期間待たず、まず歯科医院へ連絡して適切な受診時期を確認してください。
Q3.外れた被せ物は必ず付け直せますか?
必ずではありません。被せ物の破損・変形、内側の虫歯、土台の歯の状態、適合などによって、再装着できる場合と作り直しが必要な場合があります。
Q4.休日で歯科医院に行けないときは?
外れた物を保管し、患部を清潔にして、反対側で軟らかい物を噛んでください。自分で接着しないでください。強い痛みや腫れ、発熱、呼吸・飲み込みの異常があれば、地域の休日・救急医療機関へ相談しましょう。