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歯石とは?原因・影響・除去方法までやさしく解説|放置NGの理由とは
こんにちは。東札幌三輪デンタルクリニックです。
「歯石がついていると言われたけど、痛くないし放っておいていいのでは?」
「歯石って歯磨きで取れないの?」
このような疑問を持つ方は意外と多いのではないでしょうか。
しかし、歯石を放置することは歯の健康にとって非常に危険です。
虫歯や歯周病の原因となり、将来的に歯を失うリスクもあります。
この記事では、歯科医の立場から「歯石とは何か?」「なぜできるのか?」「除去の方法と必要性」について詳しく解説します。

歯石の正しい知識を身につけ、健康な口腔環境を一緒に守っていきましょう。
1. 歯石とは?|プラークが硬くなったもの
歯石とは、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が石のように硬くなったものです。
プラークと歯石の違い
| 種類 | プラーク(歯垢) | 歯石 |
| 性質 | やわらかい細菌のかたまり | 石のように硬い |
| 色 | 白っぽい | 黄白色、茶色〜黒色 |
| 除去 | 歯磨きで除去可能 | 歯磨きでは取れない |
プラークが唾液中のカルシウムと結合し、24〜72時間ほどで石灰化します。
これが歯石となり、通常の歯ブラシでは除去できなくなるのです。
2. 歯石ができる原因
歯石ができる最大の原因は、プラークの蓄積です。
主な要因:
- 歯磨き不足・磨き残し
- フロスや歯間ブラシを使わない
- 糖質の多い食生活
- 唾液の質(カルシウム濃度が高いと石灰化しやすい)
- 喫煙(着色の原因にも)
特に歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の裏側などは、磨きにくいため歯石ができやすいポイントです。
3. 歯石を放置するとどうなる?5つの悪影響
① 歯周病の進行
歯石の表面はざらざらしており、細菌が付着しやすくなります。
そのため、歯茎の炎症(歯肉炎)→歯周病→歯を支える骨の破壊と、病気が進行していきます。
② 口臭の原因に
歯石の中や周囲には多くの細菌が潜んでおり、嫌なニオイのガスを発生させます。
「毎日歯を磨いているのに口臭が気になる」という方は、歯石が関係している可能性があります。
③ 見た目が悪くなる
歯石は時間が経つと茶色や黒っぽく変色します。
特に下の前歯の裏側や犬歯の周りに目立つため、笑ったときの印象にも影響します。
④ 歯茎が下がる
歯石の刺激で歯茎が炎症を起こし、長期的に見ると歯茎が痩せて下がることがあります。
これにより、歯が長く見えたり、知覚過敏が起きることも。
⑤ 最悪の場合、歯が抜ける
4. 歯石はどうやって取る?|歯科医院での歯石除去
4-1. スケーリング(歯石除去)
専用の器具(スケーラー)を用いて、歯の表面に付着した歯石を丁寧に取り除く処置です。
- 超音波スケーラー(振動と水で除去)
- 手用スケーラー(細かい部分を手作業で)
4-2. ルートプレーニング(歯茎の下の歯石除去)
歯周病が進行している場合、歯茎の中に入り込んだ歯石を除去する処置が必要です。
5. 歯石除去の痛みは?|不安な方へ
「歯石取りって痛いイメージがある…」という方も多いですが、基本的にはほとんど痛みはありません。
ただし、以下のケースでは痛みを感じる場合があります:
- 歯石が大量にたまっている
- 歯茎が炎症で腫れている
- 知覚過敏がある
これらの場合でも、必要に応じて麻酔を使ったり、数回に分けて除去するなどの対応が可能ですので、ご安心ください。
6. 歯石除去の頻度とタイミング
理想的な歯石除去の頻度:
3〜6ヶ月に1回の定期検診・クリーニングが理想です。
- 歯石のつきやすさは個人差があるため、歯科医師と相談して適切な頻度を決めましょう。
7. 歯石をためないための予防法
歯石になる前、プラークの段階でしっかり落とすことが最大の予防策です。
毎日のケアポイント:
- 正しい歯磨き(1日2回以上、時間をかけて)
- デンタルフロスや歯間ブラシの併用
- フッ素入り歯磨き粉の使用
- バランスの取れた食生活
- 禁煙・減煙
また、歯ブラシだけでは落としきれない汚れをプロが除去する「定期的なクリーニング」も非常に大切です。
8. よくある質問(Q&A)
Q1. 歯石は自分で取れますか?
A. 取れません。
市販の器具で無理に取ろうとすると、歯や歯茎を傷つけるリスクがあるため絶対に避けてください。
必ず歯科医院での安全な処置を受けましょう。
Q2. 妊娠中でも歯石取りはできますか?
A. 基本的に可能です。
妊娠中はホルモンバランスの変化により歯周病になりやすくなるため、定期的な歯石除去はむしろ推奨されます。
※安定期(16〜27週)がベストタイミングとされます。
9. まとめ|歯石は「沈黙の病原体」、定期的な除去を!
歯石は一見すると「ただの汚れ」に思えるかもしれませんが、実は歯周病や口臭などさまざまなトラブルの原因になります。
そして、一度ついてしまった歯石は、歯磨きでは取ることができません。
だからこそ、日々の丁寧なセルフケアと、定期的な歯科医院でのクリーニングが大切です。
特に、「歯茎が腫れている」「口臭が気になる」「最近歯の色が気になる」という方は、知らないうちに歯石がたまっている可能性があります。
当院では、痛みに配慮した歯石除去や、歯の健康を保つための定期メンテナンスプランをご用意しております。
初めての方でも安心して通っていただけるよう、丁寧にカウンセリングいたしますので、気になる症状があればお気軽にご相談ください。
監修者
三輪 智之 Tomoyuki Miwa
経歴
2014年3月
東札幌 三輪デンタルクリニック開業
2018年10月
医療法人 東札幌 三輪デンタルクリニック設立
三輪院長は、最新の技術を用いた精密治療と丁寧な説明を心がけ、患者様が納得のいく治療を提供しています。特に、マイクロスコープを使用した保存治療や、なるべく削らない審美歯科に注力し、 患者様に満足していただけるよう日々努めています。スタッフ紹介ページ