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審美歯科~ダイレクトボンディング~

ダイレクトボンディングは、歯科治療の一つであり、主にコンポジットレジンと呼ばれる特殊な樹脂材料を使用して、歯の欠損や色調の修復を行う方法です。この治療法は、歯が削られることなく歯の表面に直接樹脂を塗布するため、歯を削る必要がないために非侵襲的な治療法とされています。

ダイレクトボンディングの手順

まず、事前に歯の色調を決めておきます。当院では、ラバーダム防湿をしてから歯の表面を軽く研磨し、歯面をドライにしておきます。次に、歯の表面に特殊な接着剤を塗布し、それによって樹脂材料(レジン)を歯に密着させます。歯科医師はレジンを染色し、歯の色に合わせることが可能であるため、自然な見た目を再現することができます。レジンが歯の表面に盛り形を整えたら、特殊な光を照射し、硬化させます。最後に、歯科医師はレジンを整形し、仕上げの研磨を行い、適切な咬合を確認します。

ダイレクトボンディングの利点

削る必要がないために歯の健康な組織を保存できることです。また、治療期間が短く、一度の治療で完了する場合が多いため、患者さんの負担が軽減されます。さらに、レジンは自然な見た目を再現することができ、美しい審美結果をもたらすことができます。本格的な審美治療を希望する患者さんにとって、ダイレクトボンディングはコストパフォーマンスの高い選択肢であると言えます。

ただし、ダイレクトボンディングは耐久性に制約があるため、寿命が比較的短い場合があります。レジンは一般的にはセラミックなどの材料よりも耐久性が劣るため、摩耗や変色が生じることがあります。また、歯科医師の技術や経験によっても結果が大きく異なることがあります。したがって、ダイレクトボンディングを行う際は、経験豊富な歯科医師を選び、適切なメンテナンスと定期的な検診を受けることが重要です。

総じて、ダイレクトボンディングは比較的手軽な審美治療法であり、歯の欠損や色調の修復を行う際に有用です。しかし、個々の症例によって必要な治療法が異なるため、歯科医師との十分な相談と診断が必要です。それによって、患者さんの要望に添った最適な治療計画を立てることができます。

                     札幌市のおすすめ審美歯科 東札幌三輪デンタルクリニック  院長 三輪智之    

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