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歯だけでなく歯肉も整える審美治療をご紹介~審美歯科BTAテクニックとは

BTA(Biological Tissue Adaptation) テクニックはセラミッククラウンやラミネートべニアの治療を行う際に、大掛かりな手術をせずに歯肉ラインも同時に整えることができる治療法です。歯と歯肉を美しく健康に保つ補綴法です。

審美歯科BTA研究会のHPより引用 「この治療法は、一見すると今までの歯科常識から逸脱した間違った治療法のように考えられがちですが、学術的な裏付けにのっとった治療法です。正しい治療法であることは、すでに20年以上の良好な結果を得ている症例を含め、多くの成功症例が裏付けているものと思います。

BTAテクニック®︎は、海外講演でも満席となるなど、高い評価を得ています。

この斬新なテクニックは、歯肉ラインを整えるための審美補綴のオプションであり、その術式は歯肉切除を行いオーバーハングマージンのクラウンやベニアを装着するというシンプルなもの。すると歯肉がマージンに接着し、シーリングを作るのである。
そのメカニズムは歯肉の圧力によるもので、上皮は非角化上皮としてBTAクラウンマージンに接触し、滲出液も効果的に働く。プラークコントロールの難しい根分岐部やシーリングの弱いインプラントの感染に対しても大変有効である。」

      

 当院では数年前より、このテクニックは使っておりますが、いままでできなかったことがいろいろなケースで使用でき長期症例も増えてききました。

例えば、このケースは右上2番が反対被蓋で、見た目が気になるということでいらっしゃいました。矯正はしたくないということで、BTAテクニックをつかったノンプレップベニアの出番です。「ノンプレップベニア」とは、何も歯を削らないラミネートベニアのことです。スーパーエナメルと同じ理論です。当院は北海道唯一のスーパーエナメル認定医院でもありますが、この歯は1本のため、スーパーエナメルではなく、普段セラミックをお願いしているテクニシャンにお願いしました。

歯肉をすこし除去後の写真
セラミックをセット直後の写真

2週間くらいすると、よりセラミックと歯茎が調和して自然な感じになってきます。ポイントは歯を一切削っていない点です。これを神経をとって無理やり土台を曲げてセラミックをいれても長持ちもしませんし、見た目もイマイチです。こちらのほうが、確実に歯が長持ちし、かつ咬み合わせも変更せずに、見た目も自然になります。

主訴 前歯をキレイにしたい
診断名 審美不良
年齢・性別 30代 女性
治療期間・回数 1ヶ月半程度、5回
治療方法 右上2番は左上2番と歯茎のラインをそろえるように歯肉すこし除去して、仮歯を修正後にノンプレップベニアの印象を行い、後日に接着させました。
費用 65,000円
デメリット・注意点 強い衝撃を与えると被せ物が欠けたり割れたり、外れたりすることがあります。

ほんの一例ですが、似たような患者さんは多くおられます。こちらからお声がけしてやることもありますが、もしこのブログをみて、私もできないだろうかと思いましたら一度ご相談ください。

審美的なテクニックは以前より圧倒的に手札がふえてきました。1年前にできなかったものもキレイにかつ歯にダメージ与えずに治せるようになってきました。ご相談おまちしております。

       札幌市のおすすめ審美歯科 東札幌三輪デンタルクリニック  院長 三輪智之

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