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歯ぐきから血が出る原因とは?考えられる5つの理由と対処法

歯みがきをしているときに、歯ぐきから血が出た経験はありませんか?「ちょっと強く磨きすぎたかな」「疲れているからかな」と見過ごしてしまう人も多いですが、歯ぐきの出血は体からのサインである可能性があります。

本記事では、歯科衛生士の立場から、歯ぐきから出血する原因とその対処法についてわかりやすく解説します。特に「歯ぐき 出血 原因」や「歯茎 血が出る 止まらない」などのキーワードでお悩みの方に参考になる内容です。

歯ぐきから血が出る5つの主な原因

1. 歯周病(歯肉炎・歯周炎)

歯ぐきからの出血で最も多い原因は歯周病です。歯周病は、初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、歯ぐきが腫れたり、ブラッシングで出血したりするのが特徴です。

さらに進行すると「歯周炎」になり、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつくことも。30代以上の成人の約80%が歯周病予備軍ともいわれており、まさに日本人の国民病といえるでしょう。

歯周病の症状チェックリスト:

  • 歯ぐきから出血する
  • 歯ぐきが赤く腫れている
  • 口臭が気になる
  • 歯が浮いたような感覚がある

出血が続く場合は、早めに歯科医院での歯周病検査をおすすめします。

2. 歯みがきの力が強すぎる・誤ったブラッシング

「歯ぐきから血が出る=病気」と決めつけるのは早計です。実は歯みがきの力が強すぎたり、硬い歯ブラシでゴシゴシ磨いたりすることも、歯ぐきを傷つけ出血につながります。

特に多いのが、歯ブラシの毛先が開いている状態で使い続けるケース。これでは細かい部分の歯垢が取れないばかりか、歯ぐきにダメージを与えてしまいます。

ポイント:

  • 歯ブラシは1ヶ月に1回交換
  • 力を入れすぎず、やさしく磨く
  • 軽く持ち、小刻みに動かすのが理想

3. ビタミンC不足や栄養の偏り

栄養バランスの乱れも、歯ぐきの健康に大きく影響します。特にビタミンCは、血管や歯ぐきのコラーゲンを維持するのに不可欠。ビタミンCが不足すると、毛細血管がもろくなり、ちょっとした刺激でも出血しやすくなります。

食生活を見直すポイント:

  • 野菜や果物(ブロッコリー、赤ピーマン、柑橘類)を積極的に摂る
  • 外食やインスタント食品を控える
  • 栄養補助食品の利用も効果的

4. ホルモンバランスの変化(妊娠・更年期)

女性の場合、ホルモンの変化によって歯ぐきが敏感になることがあります。特に妊娠中や更年期は、歯ぐきの血流が増えて炎症を起こしやすく、少しの刺激でも出血することがあります。

このような状態を「妊娠性歯肉炎」と呼びます。妊婦さんは、つわりなどで歯みがきがおろそかになる時期もあるため、特に注意が必要です。

5. 全身疾患や薬の副作用

まれに、糖尿病・白血病・肝臓病などの全身疾患が原因で、歯ぐきの出血が現れる場合もあります。また、**血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)**を服用している人も、歯ぐきからの出血が起こりやすくなります。

このような場合は要注意:

  • 歯ぐきの出血が止まらない
  • 全身の倦怠感や体重減少もある
  • どの歯ぐきからも出血している

歯科と内科の連携が必要になるケースもあるため、早めの受診をおすすめします。

歯ぐきの出血を防ぐための対処法・予防法

正しい歯みがきの習慣を身につける

  • 毎日の歯みがきは、1日2~3回、1回3分以上を目安に
  • 柔らかめの歯ブラシを使い、やさしく磨く
  • 歯間ブラシやデンタルフロスを併用して歯と歯の間のプラークを除去

定期的な歯科検診を受ける

自分では気づけない歯石や歯周病の初期症状は、歯科医院での検査・クリーニングで早期発見が可能です。最低でも年2回の定期健診を心がけましょう。

食生活と生活習慣を整える

  • バランスの良い食事(特にビタミンC、カルシウム、たんぱく質)
  • 十分な睡眠とストレスの軽減
  • 禁煙(タバコは歯周病のリスクを高めます)

まとめ:歯ぐきの出血は「軽視しないこと」が大切

歯ぐきの出血は、口腔内だけでなく全身の健康にも関わる重要なサインです。放置すると、歯周病の悪化や歯の喪失につながる可能性もあります。

「ちょっとした出血だから…」と見過ごさずに、まずは歯科医院で原因を特定し、適切なケアを受けることが大切です。

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