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知覚過敏

知覚過敏は、歯科患者の中で一般的な問題であり、一般的に冷たい、温かい、酸性、甘い、または噛むことによって引き起こされる痛みや違和感を指します。この状態は、歯のエナメル質や象牙質が傷ついたり、歯茎の後退などの要因によって露出された歯髄に神経刺激が伝わることによって引き起こされます。歯科医師の役割は、知覚過敏の原因を特定し、適切な対処方法と処置を提供することです。

一般的な対応方法として、以下の点に注意してください。

1. 原因の歯の特定: 知覚過敏の原因を特定するために、患者としっかりとコミュニケーションを取りましょう。どの刺激が痛みや違和感を引き起こすのかについて確認し、問題のある歯を特定します。

2. 正確な診断: 歯の感度は、他の歯の問題と混同される場合があります。そのため、患者の歯を十分に評価し、他の疾患、歯周病、または虫歯などの問題を除外しましょう。

3. プロフェッショナルなクリーニング: 歯石や歯垢の除去は、歯髄に対する刺激を減らすことができます。プロのクリーニングにより、問題のある歯の周りの歯の清掃と滑らかさを改善することができます。

4. 予防: 歯髄の感度を引き起こす要因を排除するために、適切な口腔衛生習慣を指導しましょう。柔らかい歯ブラシ、無研磨歯磨剤、フッ素入りの歯磨き粉の使用を勧め、適切な食事制限(酸性食品や甘い食品の制限)も提案してください。

5. デンタルシーリング: 知覚過敏の原因となる露出した象牙質がある場合、デンタルシーリングを行いましょう。この処置では、特殊なフッ素溶液やシーリング剤を用いて象牙質の表面をコーティングし、刺激を緩和します。

6. センシティビティトリートメント: 適切なセンシティビティトリートメントを使用して、歯髄の過敏を低減することができます。対象とする歯に対して特殊なトリートメント剤を塗布し、感度を抑える効果があります。

7. 高いレベルの患者教育: 患者に対して、正しい口腔衛生習慣、適切な歯磨きの手順、食事制限などを指導することが重要です。また、知覚過敏の理解を深め、自己ケアの重要性を理解させることも大切です。

最後に、処置方法や対応策は患者の状態や個々の症例によって異なる場合があります。専門的な判断とカスタマイズされたアプローチが必要な場合もありますので、患者のニーズに適した処置法を提供するために個別の相談を受けることが重要です。 

        札幌市の保存治療にこだわる歯医者 東札幌三輪デンタルクリニック  院長 三輪智之

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