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神経を取ることのデメリット

神経を取ることのデメリットについての解説

神経を取るとは、虫歯や歯の損傷によって歯の神経が感染や炎症を引き起こし、それを取り除く処置を指します。一般的に、神経を取ることは歯を救い、痛みを取り除く効果がありますが、完全にリスクフリーな処置ではありません。以下に、神経を取るデメリットをいくつか紹介します。

1. 感覚の喪失: 歯の神経は、冷たさや熱さ、圧力、痛みなどの感覚情報を伝える役割を果たしています。神経を取ることで、歯は感覚の情報を受けることができなくなります。特に、根管治療後に感覚の喪失が生じることがあります。

2. 良くない医療結果: 歯の神経を取っても、感染が残っている場合や根管治療が不完全な場合があります。これにより、再度の感染や炎症が起こる可能性があります。また、治療による痛みや不快感が残存することもあります。

3. 歯の弱体化: 神経を取ると、歯の内部の血流は断たれてしまいます。血流のない歯は、徐々に弱体化し、色や形が変化することがあります。また、歯が折れやすくなったり、根の治療後に再治療が必要になる場合があります。

4. 細菌の侵入リスク: 神経を取る処置中や根管治療後、細菌が口腔内から根管に侵入するリスクがあります。これにより、感染や炎症が再発したり、治療効果が低下する可能性があります。

5. 根尖病変のリスク: 神経を取ることで、歯の根の先にある根尖部が感染した状態のままになることがあります。これにより、根尖病変が生じるリスクがあります。根尖病変は、骨の感染や膿の形成を引き起こし、治療が困難になる場合があります。

以上が、神経を取ることのデメリットの一部です。あくまで一般的なデメリットであり、個別の症例によっては異なる場合もあります。歯科医師の専門知識と経験に基づいて、患者さんとの十分なコミュニケーションを行い、最適な治療計画を立てることが重要です。また、神経を取る前に保存的な処置の検討も必要です。 

6. 再治療の必要性: 根管治療は、長期的な成功を保証するものではありません。神経を取った歯は根の中に残る組織や細菌によって感染や炎症が再発する可能性があります。これにより、再度の治療や根管治療の再処置が必要になる場合があります。

7. 追加的な処置の需要: 歯の神経を取った後、歯の内部に充填材で詰めることが一般的です。この充填材は時間とともに劣化することがあり、追加的な処置が必要になることがあります。例えば、充填物が割れたり、取れたりする場合は再度の治療が必要です。

8. 手術的な処置のリスク: 神経を取る処置が不十分である場合や治療後に問題が生じた場合、根尖手術などの追加的な処置が必要になる場合があります。これには、局部麻酔や外科的な処置が含まれます。手術的な処置にはリスクや合併症があり、予期しない問題を引き起こす可能性があります。

9. 神経を取ることに対する不安や恐怖: 歯の神経を取ることは、患者さんにとって不安や恐怖を引き起こすことがあります。麻酔注射や治療中の不快感などの要素が、患者さんのストレスや不快感を増加させることがあります。

これらのデメリットは、神経を取る処置において考慮すべきポイントですが、全ての患者さんに当てはまるわけではありません。正確な情報と適切な検査に基づいた判断が、患者さんと歯科医師の共同の目標である最適な治療計画の策定に不可欠です。また、コミュニケーションを通じて、患者さんが理解し、納得して治療に臨むことも重要です。 

                 札幌市の保存治療にこだわる歯医者 東札幌三輪デンタルクリニック  院長 三輪智之

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