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【歯科医が解説】歯磨きをしているのに虫歯になるのはなぜ?その原因と対策とは

「毎日ちゃんと歯磨きしているのに、なぜか虫歯になってしまう…」というお悩み、実は多くの患者さまから相談を受ける内容の一つです。

今回は「歯磨きをしているのに虫歯になる理由」について、歯科医の視点から詳しく解説いたします。正しい知識を身につけて、虫歯をしっかり予防しましょう。

なぜ歯磨きをしていても虫歯になるのか?

1. 歯磨きの方法が間違っている

多くの方が「歯磨きしている=虫歯予防できている」と思いがちですが、実際には磨き残しがあるケースが多いです。特に、歯と歯の間や奥歯の裏側などはブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)が残ってしまいがち。

対策:

  • フロスや歯間ブラシを併用する
  • 歯科衛生士によるブラッシング指導を受ける

2. 歯磨きのタイミングが不適切

「朝と夜の2回磨いているから大丈夫」と思っていても、食後すぐに磨かないと虫歯菌の繁殖を許してしまいます。

食後の糖分をエサにして虫歯菌が酸を出し、歯を溶かす「脱灰(だっかい)」が始まるのは20分以内です。

対策:

  • 食後30分以内の歯磨きを習慣にする
  • 間食の回数を減らす
  • 就寝前の歯磨きは必ず行う(寝ている間は唾液が減り虫歯になりやすいため)

3. 唾液の量や質が悪い

唾液は口の中の細菌を洗い流す「天然のマウスウォッシュ」のような存在です。しかし、ストレスや加齢、薬の副作用などによって唾液の分泌が減少すると、虫歯リスクが高まります。

対策:

  • 水分をこまめに取る
  • キシリトールガムなどを噛んで唾液分泌を促す
  • ドライマウスの場合は歯科医院で相談する

4. 食生活の影響

虫歯は「食生活」と密接に関係しています。特に、糖質の多い食品や飲み物を頻繁に摂取すると、口の中が常に酸性状態になりやすく、歯が溶けやすくなります。

対策:

  • 甘いものは決まった時間に摂る(だらだら食べない)
  • 糖分の少ない食事を意識する

5. 歯並びや詰め物・被せ物の影響

歯並びが悪いと、ブラッシングが難しい箇所が生まれます。また、古くなった詰め物や被せ物の隙間から虫歯菌が侵入することもあります。

対策:

  • 定期的に歯科医院で口腔チェックを受ける
  • 歯並びが原因なら矯正治療を検討する
  • 古い補綴物(被せ物・詰め物)は早めに交換を

虫歯を防ぐための【歯科医院でのケア】の重要性

ご自宅でのセルフケアも重要ですが、それだけではどうしても限界があります。歯科医院では以下のようなプロフェッショナルケアを受けることができます。

  • 定期検診(虫歯・歯周病の早期発見)
  • 歯のクリーニング(PMTC)
  • シーラントやフッ素塗布による予防処置
  • 正しい歯磨き指導

定期的に歯医者さんに通うことで、自分では気づけないリスクを早期に発見し、虫歯を未然に防ぐことができます。

【まとめ】歯磨きだけでは虫歯は防げない!正しい知識と習慣が大切

虫歯予防には「正しい歯磨き」「生活習慣の見直し」「歯科医院での定期的なケア」の3つが欠かせません。

いくら丁寧に歯を磨いていても、磨き方やタイミングが不適切だと虫歯になってしまいます。

「なぜ虫歯になるのか?」と疑問に思ったら、まずは信頼できる歯医者に相談しましょう。東札幌三輪デンタルクリニックでは、患者さま一人ひとりに合わせた予防歯科プログラムをご用意しております。

【よくあるご質問】

Q. 歯磨き粉は虫歯予防に関係ありますか?

はい、フッ素配合の歯磨き粉を選ぶことで、歯の再石灰化を助け、虫歯を予防しやすくなります。

Q. 子どもにもフロスは必要ですか?

はい。乳歯でも虫歯になるリスクはあります。特に歯と歯の間の虫歯は目に見えにくいため、子ども用フロスの習慣化がおすすめです。

札幌市で虫歯予防に強い歯医者をお探しなら【東札幌三輪デンタルクリニック】へ!

当院では、虫歯予防のためのブラッシング指導から定期検診まで、トータルでサポートいたします。

「虫歯になりたくない」「今度こそしっかり予防したい」と思っている方は、ぜひ一度ご来院ください。

監修者

三輪 智之 Tomoyuki Miwa

経歴

2014年3月
東札幌 三輪デンタルクリニック開業
2018年10月
医療法人 東札幌 三輪デンタルクリニック設立

三輪院長は、最新の技術を用いた精密治療と丁寧な説明を心がけ、患者様が納得のいく治療を提供しています。特に、マイクロスコープを使用した保存治療や、なるべく削らない審美歯科に注力し、 患者様に満足していただけるよう日々努めています。スタッフ紹介ページ

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